CADとCGの違いについて(ざっくり編)

Twitterでの会話の中で、CADとCGの違いについて少し話をしていた。
そんな中、CADとCGの違いってなんじゃらほい、というのを簡単にまとめておく必要を感じたのでちょいと書きます。

書くターゲットとしては、CADなりCGなりを普段使わない人でもわかるように、というのを考えています。


では、その違いを何かに例えて説明するならば、「スケッチ絵」と「寸法図」の違いということです。前者が、とある物体をスケッチしたものだと思ってください。後者がとある物体を作るために、正確な寸法情報を記入したものだと思ってください。

そして、「スケッチ絵」=「CG」、「寸法図」=「CAD」というのが区分と思ってください。


ただ、混乱を招いていくのが、3DにおいてはCGもCADもモデルが成立するための寸法情報の正確さがある程度必要だといくこと。なので違いがわかりにくくなります。

ですが、CGのほうは先ほど述べたようにスケッチ絵のイメージの延長であることには変わりません。
というのも、多くのCGは、メッシュという「微小な平面」で構成され、球体面なども平面の集合体であらわしてレンダリングなどで滑らかな面を作るのに対して、CADはその曲面についても寸法をある一定精度で保証しています。曲面上のとある点を正確に表現します。


てなことで、例えば3Dプリンタに放り込む時とか、CGベースのものとCADベースのものでは再現性が違ったりします。でもこれは3Dプリンタに放り込む時にどうにかなってしまうものもあったりするので、求めるOutputによってはとやかく気にしないでいいのかもしれません。


以上、あくまで「ざっくり」簡単に違いを書きました。詳細詰めていけば、突っ込みどころは多数ありますがそれはご容赦を。